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アフィニトール

間質性肺疾患について

発現状況

BOLERO-2試験において、副作用として報告された間質性肺疾患のCTCAEグレード別発現頻度は下表のとおりでした。

BOLERO-2試験

発現時期

間質性肺疾患の発現時期は以下のとおりでした。

BOLERO-2試験

BOLERO-2試験の国内症例(n=71)

診断指針

臨床症状が認められた場合には、異常所見の有無を問わず〈臨床所見に基づくフローチャート〉を参考にしてください。

画像上の異常所見が認められるものの、臨床症状が認められない場合には、〈画像所見に基づくフローチャート〉を参考にしてください。

感染症と診断された場合には、「適正使用ガイド」の感染症の項(p.28-35)を確認してください。

間質性肺疾患と鑑別すべき疾患

鑑別すべき疾患検査法
原疾患の増悪
  • 画像評価
  • 経気管支肺生検(TBLB)
  • 血液検査(KL-6等)
  • 感染症
  • 血液検査(血算、血液像等)
  • 喀痰培養
  • KL-6、SP-D等
  • 尿中レジオネラ抗原
  • β-Dグルカン
  • 気管支肺胞洗浄(BAL)
  • サイトメガロウイルス抗原
  • 抗酸菌塗沫・培養・DNA検査
  • 細菌塗沫・培養・DNA検査
  • 心疾患
  • 心電図
  • 心エコー
  • 肺血栓症
  • 血栓症検査
  • 胸部造影CT

減量・休薬基準/治療指針

間質性肺疾患の確定診断後、呼吸器専門医に相談の上、下記フローチャートを参考に症状に応じて休薬又は減量するなど適切な処置を行ってください。

臨床試験における減量・休薬基準は、「適正使用ガイド」臨床試験成績(p.76-82)を参照してください。

〈間質性肺疾患が発現した場合の経過観察について〉

間質性肺疾患が認められた場合には、そのグレードによらず、患者の状態について厳重に観察するため、通常の受診に加えてさらに頻回な受診を推奨する。また、投与開始時のレベルに回復するまで、胸部画像検査(CT、X線)を実施すること。

本剤については、グレード1の間質性肺疾患が発現した場合、投与は継続としている。
したがって、患者の経過を厳重に観察するため、少なくとも1ヵ月間は週1回以上の受診を推奨する。

肺に基礎疾患を持つ患者で、本剤の投与後に画像上の異常所見又は臨床症状が認められた場合には本剤の投与中止を検討してください。

副腎皮質ホルモン剤による治療の例

中等症ではプレドニゾロン換算で0.5~1.0mg/kg/日を原因薬剤、重症度、治療反応性を考慮して投与する。中止する場合には漸減して中止する。

重症例ではパルス療法(メチルプレドニゾロン 500~1,000mg/日 3日間)を行い、プレドニゾロン換算で0.5?1.0mg/kg/日で継続し、漸減する。

日本呼吸器学会薬剤性肺障害の診断・治療の手引き作成委員会(編) :
薬剤性肺障害の診断・治療の手引き第1版, メディカルレビュー社, 2012

アフィニトール適正使用ガイド(手術不能又は再発乳癌)より作成
薬剤の使用にあたっては添付文書をご参照ください。添付文書・適正使用ガイドはこちらから

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