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ルタテラ治療に関するFAQ

ルタテラ静注について

ルタテラ静注とはどのような薬剤ですか?
海外では、外科的切除が不可能な神経内分泌腫瘍に対して、核医学治療であるペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)が有効な治療選択肢の一つとされています。ルタテラは、ソマトスタチン類似物質(ソマトスタチンアナログ)に放射性同位元素のルテチウム177(177Lu)を標識したPRRT用の放射性医薬品です。
ルタテラ静注の効能又は効果は何ですか?
「ソマトスタチン受容体陽性の神経内分泌腫瘍」です。
ルテチウム(177Lu)ついて教えてください。
ルテチウムはβ線、γ線を放出する半減期6.6日の放射性同位元素です。医療においてはβ線による治療効果が期待され、放射性医薬品として利用されています。

ライザケア輸液について

ライザケア輸液とは何ですか?
ルタテラ静注は腎臓を介して排泄されますが、一部腎臓に取り込まれます。ライザケア輸液はルタテラ静注の腎臓への取り込みを阻害して、被曝をおさえる輸液です。
ライザケア輸液の効能又は効果は何ですか?
「ルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)による腎被曝の低減」です。ルタテラ静注と併用して使用します。

ルタテラ静注による治療に関して

ソマトスタチン受容体シンチグラフィ(SRS)について教えてください。
ルタテラによる治療を行う前に、ソマトスタチン受容体(SSTR)が発現しているかを確認する必要があります。その受容体確認のための診断方法の1つとして、ソマトスタチン受容体シンチグラフィ(SRS)があります。SSTRに結合する性質をもった物質に放射性核種インジウム(111In)を結合させた薬剤を投与し、専用のカメラで撮像することで、全身のSSTRの発現状況を確認することができます。
ルタテラの治療で入院が必要な理由を教えてください。
ルタテラ静注の投与後は患者さんから透過力のあるγ線が検出されます。γ線の量が一定の基準を超える場合は、周りの人に対する被曝の影響を避けるため、入院をしていただく必要があります。

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