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血液疾患画像クイズ

Basic クイズ(初級レベル)

Q01 末梢血白血球

basic   末梢血白血球
監修:名古屋第一赤十字病院 病理部 伊藤 雅文 先生

あなたの
解答結果

 

末梢血に見られる白血球を正常細胞と異常細胞に分類してください。


※6つの画像をドラッグ&ドロップで移動させて、正常、異常を鑑別してください。

あなたの答え

正常

 

異常

 

正常

 

異常

 
 
確認する
正常好中球(桿状核球)
直径:12~15μm
ギムザ染色で中性色素で染色される好中顆粒を細胞質に入れる
核がくびれた桿状核球と成熟して核が分葉する分葉核球がある
正常好中球(分葉核球)
直径:12~15μm
核が分葉し末梢血では2~3分葉が主体である
4~5分葉まで分葉するが、正常骨髄では5分葉以上は異常である
低分葉異常好中球
hypo-segmented mature neutrophils(pseudo Pelger-Huet anomaly, Pelger)
2分葉の好中球は、分葉核がfine またはthin フィラメントで結合し、粗大な核クロマチン構造をもつ
正常好酸球
直径:10~15μm
細胞質内に均質で粗大な好酸性顆粒を入れる
末梢血では成熟型で、核は通常2分葉を呈する
正常後骨髄球
直径:12~18μm
N/C比:20~40%程度
核の形態:陥凹を認める(ただし長径と短径の比は3:1未満)
核クロマチン構造:粗造一部塊状
核小体:なし
細胞質:ほとんどが特異顆粒で占められる
正常好塩基球
直径:10-15μm
ギムザ染色で塩基性色素により暗紫色に染色される好塩基顆粒を細胞質に入れる。この色素は、メチレンブルーやトルイジンブルーで暗紫色に染色される異染性を示す
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