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血液疾患画像クイズ

Advance クイズ(上級レベル)

Q01 リンパ球形態

Advance   リンパ球形態
監修:名古屋第一赤十字病院 病理部 伊藤 雅文 先生

あなたの
解答結果

 

リンパ球を鑑別してください。


※6つの画像をドラッグ&ドロップで移動させて、正常、異常を鑑別してください。

あなたの答え

正常

 

異常

 

正常

 

異常

 
 
確認する
正常大リンパ球(顆粒リンパ球)
(イメージ画像スケッチ)
正常大リンパ球(顆粒リンパ球)
直径:9-15μm
核形:類円形
核クロマチン構造:粗荒
細胞質は淡青色で少数の太めのアズール顆粒を有する。
正常大リンパ球(顆粒リンパ球)
(イメージ画像スケッチ)
正常大リンパ球(顆粒リンパ球)
直径:9-15μm
核形:類円形
核クロマチン構造:粗荒
細胞質は淡青色で少数の太めのアズール顆粒を有する。
正常小リンパ球
リンパ球は、直径6-15μm
直径6-9μmの小リンパ球とそれ以上の大リンパ球に分ける。
リンパ球は、細胞質の乏しい類円形核細胞。
細胞質がでこぼこした細胞や、平滑なほぼ正円形細胞まで多彩である。
正常小リンパ球
リンパ球は、直径6-15μm
直径6-9μmの小リンパ球とそれ以上の大リンパ球に分ける。
リンパ球は、細胞質の乏しい類円形核細胞。
細胞質がでこぼこした細胞や、平滑なほぼ正円形細胞まで多彩である。
B-PLL(B-cell Prolymphocytic leukemia; B細胞性リンパ性白血病)
中型で、核形不整の核や明瞭な核小体を有する PL(prolymphocyte;前リンパ球)が、末梢血、骨髄、脾臓などに浸潤する疾患。
形態の診断基準として、末梢血のリンパ球のうち前リンパ球が55%を超えることが条件とされる。
前リンパ球が11~55%を占めるものはCLL/PL(chronic lymphocytic leukemia/prolymphocyte;前リンパ球増多を伴う慢性リンパ性白血病)とされ、PLLとは別のカテゴリーと考えられている。
HCL(Hairy cell leukemia)
白血化細胞が細胞質の突起を細胞外部に伸ばし、毛髪(hairy)の様に見える。
細胞質周囲のトゲ状・毛髪状の突起は自然乾燥標本で明瞭となる。
アズール顆粒もしばしば見られる。
核は円形で、偏在する。
核小体は目立たない。
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