皮膚所見クイズ
症例報告 158 [主訴: 前額部の外傷後の難治性潰瘍]
<症例> | 77歳、男性 |
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<主訴> | 前額部の外傷後の難治性潰瘍 |
<既往歴> | 高血圧症 |
<家族歴> | 特記すべきことなし |
(症例提供) | 岐阜大学大学院皮膚病態学 助教 松山 かなこ 先生 |
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(監修) | 岐阜大学大学院皮膚病態学 教授 清島 真理子 先生 |
現病歴
半年前に窓ガラスで頭部を打撲。皮下血腫が出現し、その後潰瘍を形成したため近医外科受診。血腫除去処置と外用療法で痂皮化したが、しばらくして再度潰瘍を形成してきた。1か月前からは頭部に結節が出現してきたとのことで当科紹介となった。
初診時現症
前額部右側に7mm×13mmの易出血性の潰瘍があり潰瘍周囲に浸潤をふれる紫斑を伴う。前額部中央にも淡い紫斑があり、被髪部には暗紫色、不整形の結節を認める
Q1. | 考えられる診断名は? |
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Q2. | 鑑別すべき疾患は? |
Q3. | 必要な検査、原因、治療は? |