疾患について
ガイドラインにおける抗体製剤の位置づけ(小児)
アレルギー総合ガイドライン 2019 ‒ 小児喘息 ‒
段階的薬物投与プラン
表 小児喘息の長期管理に関する薬物療法プラン(6~15歳)
(アレルギー総合ガイドライン2019,p.167)
追加治療: | 基本治療によってコントロール状態が改善したものの十分なコントロールが得られない場合に1か月以上の継続治療として考慮する治療。追加治療でも十分なコントロールが得られない場合はステップアップを行う。 |
短期追加治療: | 長期管理中に感冒や季節性の変動などで一過性のコントロール悪化が認められた場合に2週間以内で追加する治療。喘鳴や呼気延長など、明らかな急性増悪(発作)の所見はないが、運動、啼泣の後や起床時などに認められる一過性の咳嗽、覚醒するほどではない夜間の咳き込みなどが認められるときに併用し、コントロール状態が改善したら速やかに中止する。2週間以上必要である場合には、追加治療やステップアップを行う。 |
*1:DSCG吸入や小児喘息に適用のあるその他の経口抗アレルギー薬(Th2サイトカイン阻害薬など)を含む。
*2:SFCは5歳以上から保険適用がある。SFCの使用に際しては原則として他のβ2刺激薬は使用中止する。
*3:治療ステップ3以降の治療でコントロール困難な場合は小児の喘息治療に精通した医師の管理下での治療が望ましい。