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監修:名古屋第一赤十字病院 病理部 副院長・部長 伊藤 雅文 先生
巨核球は、小型細胞も見られるが主体は大型成熟細胞からなり、正常の巨核球より大型化する。巨核球はしばしば血管周囲性、骨梁周囲性に集簇を呈する(図1)。クロマチン量の増加する異型な核形態を呈し、成熟細胞であるがN/C比の高い細胞が増加する。集塊状、低分葉核を呈する巨核球(Cloud like)や大型核裸核状巨核球はPMFに特徴とされる(図2)。
種々の核異型を呈する巨核球が出現する。11種類の核異型が提示されている 1)(表1)が、相互に移行型が見られ、MPNの巨核球異型はさまざまな形態を呈する。
図1.前線維化期PMF
大型で核異型の強い巨核球がしばしば集簇性に増加を呈する。
図2.前線維化期PMF
低分葉で集塊状の大型核を呈する巨核球( →)や、濃縮状で、細胞質の乏しい裸核状を呈する巨核球( →)が見られる。
表1.異型巨核球の定義
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