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バーチャルde骨髄線維化の鑑別

骨髄線維症の鑑別ポイント

監修:名古屋第一赤十字病院 病理部 副院長・部長 伊藤 雅文 先生

1.全般

(1) 線維化の同定:細網線維 or 膠原線維
(2) 線維化のグレード分類:MF-0~1 or MF-2~3
(3) 線維化のパターン:びまん性or限局性
(4) 骨髄線維化はほとんどが骨髄腫瘍に伴う、非腫瘍性は稀

2.骨髄腫瘍

(1) AMLの線維化はMDS-MF、AMKLが重要
(2) MDS-MFはAMKLとの鑑別が難しい場合がある
(3) MPNはどの病型も線維化をきたす
(4) MPNで見られる特徴的巨核球形態がある
(5) PMFの前線維化期の診断は巨核球形態、cellularity、M/E比が重要である
(6) 前線維化期PMFでは雲状核、裸核状巨核球が特徴的である

3.リンパ球腫瘍

(1) リンパ腫で見られる線維化は、腫瘍浸潤部位に一致する

4.転移性腫瘍

(1) 転移性腫瘍で、線維化、骨硬化を呈する症例は腫瘍細胞の同定が難しい場合がある
(2) 転移性腫瘍の診断に免疫染色は有用である

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